女性の物乞い

アメリカでホームレスや物乞いが増加中だと聞きます。
物乞いの人を見かける時、夫や私が食べ物を持っていれば、それを渡すこともあります。
アルコールやドラッグなどを購入する可能性があるため、現金は渡しません。

2、3ヶ月前、路上で女性の物乞いを見かけました。
私達は食べ物を持っておらず、何もせずに通り過ぎましたが、私は心がソワソワしました。
別の週に、同じ場所で同じ女性が物乞いをしていました。
また私と夫は何もせず、通り過ぎました。
女性の物乞いは珍しいです。
私は女性のホームレスや物乞いを目にすると、「人生の歯車が狂っていたら、自分も似たような境遇になっている可能性だってある」と感じてしまい、ちょっと苦しくなります。
気持ちが落ち着かないので、女性だけの聖書勉強会に行った時、メンバーの皆さんに相談しました。
「私はダンキンドーナツのギフトカードをあげている」
（ダンキンドーナツにはドーナツだけでなく、朝食サンドなども売ってます。）
「寒さしのぎになるから、靴下をあげると良いよ」
（ネットで調べたら、滅多にシャワーを浴びられないホームレスにとって、靴下はとても役立つギフトだそうです。）
「複数の教会が持ち回りで、Soup kitchen（必要な人に無料で食事を与える場）をやってるから参加してみると良いかも」
いろんなアドバイスをもらい、勇気づけられました。

約2週間後、例の場所で例の女性が物乞いをしていました。
「お腹が空いてますか？」と夫が聞いたら、「はい」と彼女。
夫は近くにあるホットドッグ店でホットドッグとコーラを買って渡しました。
私はダンキンドーナツのギフトカードを渡しました。
ホームレスや物乞いの人に対して、私はちょっと怖いイメージがあったのですが、彼女は穏やかな口調でThank you. God bless you.と返答したので、ホッとしました。
一歩踏み出して良かったと思う出来事でした。
（このエントリを書いている今日、このエピソードとは逆というか、物乞いの人にサポートしないほうが良いかも？？と思う出来事がありました。また後日に書きたいと思います。）