life is short the word is great

アメリカ東部に住んでます。面白いと思ったことを雑多に書いてます。

物の見え方

人によって物の見え方が違うということを、初めて実感したのは大学生の頃です。



自由選択科目で、専攻と全く関係のない「デッサン」を受講しました。
ギリシャ神話の人物っぽい石膏像を、デッサンします。
私以外は皆さん、美術の専攻生。
教授が私を心配してくれたようで、めちゃくちゃ絵のうまそうな学生(以下「アート先輩」)を、私のサポート役にしました。
私が描いて、しばらくしたらアート先輩が訂正する、という流れになりました。



アート先輩は、学生からも一目置かれていて、彼の絵や訂正を眺める人達がいました。
さすがに、彼の技術は素晴らしかったです。
でも、訂正された絵には、常に違和感がありました。
私が見ている石膏像より、いつも細くなっていたからです。
それを私が少しふっくらさせて、アート先輩がまた細くするという作業になりました。
しばらくして、「あー、先輩には細く見えてるんだ!」と気づき、軽くショックを受けました。
人によって色だけじゃなく、形さえも違って見えるのです。
(色は、男性より女性のほうが見えるニュアンスが多い、という研究結果があります。)
自分と全く同じ世界を見ている人は、存在しないのではないかな、と感じます。



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