GLS 2日目
今日のグローバル・リーダーシップ・サミット。
(北京の主催は、Beijing International Christian Fellowshipです。)
最初のスピーチは、グーグルの元人事担当上級副社長、ラズロ・ボック氏でした。
(そういえば、昨日のサンドバーグ氏も、元グーグルの幹部。)
ボック氏の面接に関するアイディアを、ちょっとご紹介します。
① 面接試験では、どうしても「外見」という偏見が入るので、面接担当者が、採用決定権を持つべきではない。
面接担当者は、面接者についてレポートを書き、そのレポートを他の人が読んで、採用者を決めたほうが良い。
② 自分より優れたところがあると思える人や、この人から学べるものがあると思える人を、採用すべき。
最後のスピーチは、人権弁護士のゲリー・ホーガン氏。
ホーガン氏は、発展途上国で暴力の犠牲となっている貧困層を救うため、International Justice Missionを創設しました。
私がショックだったのは、世界中の奴隷の数は約4600万人で、過去最多であること。
特にひどい状況なのが、子供の性的奴隷だそう。
ホーガン氏のスピーチは、いろいろと考えさせる内容でした。
キング牧師の有名なスピーチ、I have a dreamについても、触れてました。
ワシントンDCの演壇に立ったキング牧師は、最初は原稿を読んでいたそうです。
後方にいた友人から「夢の話をするんだ!」とせかされたので、しかたなく即興で、I have a dream.と話しはじめました。
心からほとばしる言葉は、多くの人に感動を与えましたが、友人がせかすというハプニングがなければ、このスピーチは生まれていなかったのです。
GLSに出演したスピーカーの方々は、口をそろえて「リーダーは、人々(部下)を尊重し、信じるべき」と言ってました。
これは会社だけでなく、家庭や学校にも当てはまります。
次世代に関わる大人は、直接的にも間接的にもリーダーだと言えます。
私達の言動が、次世代の夢を壊すのではなく、勇気を与えるものであってほしいと願います。
グローバル・リーダーシップ・サミット
グローバル・リーダーシップ・サミット(GLS)は、毎年8月にアメリカで行われるイベント。
録画されたビデオは、60ヶ国語に翻訳されて、秋には、128カ国で開催されます。
北京では、11月4日・5日の開催。
今日、行ってきました。
アメリカのビル・ハイベルズ牧師が創設したイベントなので、キリスト教の観念が土台となっています。
毎年、さまざまな分野のリーダー(クリスチャンとは限らない)が、ゲストスピーカーとして出演。
例えば、フェイスブック COO(最高執行責任者)のシェリル・サンドバーグ氏。
「仕事を始めるまで、リーダーの素質を感じたことはない」とのこと。
「9年生の時に、学校の先生から『あなたはBossy(威張り屋)だ』と言われたけど、『リーダーシップがある』と言ってくれたら良かったのに」「男子と女子に対する期待が、違う」と、にこやかに述べてました。
かなり若い段階から、性差別を痛感していたのかも知れません。
人権弁護士のブライアン・スティーブンソン氏、ルワンダ虐殺(1994年)で生き残ったイマキュレー・イリバギザ氏など、スピーカーの方々のお話は、心に響くものばかり。
明日のGLSも楽しみです。
中国鉄道博物館(ジョングオ・ティエダオ・ブオーウーグアン)
北京には、2つの「中国鉄道博物館」があります。
1つは、東五環にある「東郊館」。
もう1つは、前門にある「正陽門館」。
入場すると、蒸気機関車「中国ロケット号」のレプリカが迎えてくれます。
1881年に開通した鉄道で、時速32kmで走ってたそう。
輝く龍が、チャームポイント。
中国鉄道の父、詹天佑(せんてんゆう: Jeme Tien Yow)。
今は昔。このエンブレムを付けた列車が、あり・をり・はべり・いまそかり。
2階には、中国高速鉄道の車両「和諧号」のシミュレーション(10元)が。
乗りたかったけど、12時台は、やってませんでした。
ランチタイムですね。
展示は、地下1階〜地上3階まで。
1階で上映されているビデオが、一見の価値あり。
(個人的には、展示の中で1番おもしろかったです。)