日中戦争の博物館に行った。
「中国人民抗日戦争記念館」は、入場無料。
身分証(パスポート)の提示が必要。
日中戦争(中国語では「抗日戦争」)に関する資料を展示しています。
北京中心地から遠いので、ツアーで行きました。
広島平和記念資料館、長崎原爆資料館に通じるものを感じました。
特に、南京大虐殺の写真は、どの国の人が見ても残酷でしょうが、日本人だと一層つらいです。
展示に、被害者数が30万人という記述がありました。
これは「おいおい、多すぎるだろ?!」と物議を醸した数字ですが、核心がぼやけないように気をつけないといけない点でもあります。
被害者が百人だったとしても、行為の残酷さは軽減しません。
(↑ 写真は「宛平城」。博物館にあるエリア。)
現地ツアーガイドさんは、南京大虐殺のセクションで説明はせず、参加者の私達から離れてました。
気を遣ってくれてたのかも?
私達を責めるような発言もなく、ありがたかったです。
でも、ずっと銃のことを「槍(やり)」と訳していて、最初は疑問だったけど、中国語で銃のことを「槍(チアン)」と言うので、勘違いしてたんですね…。
記念館の徒歩圏内にある「盧溝橋」。
日中戦争のきっかけとなった事件が起こった場所。
なんと美しいロケーション。
昔は川の水があったそうですが、のちに干からびたので、人工的に溜めて再現しているそう。
獅子の姿かたちは、全て異なります。
子供の獅子も含めて、全部で501体。
頤和園にこの橋をモデルにした橋がありますが、獅子はこんなに多種多様ではないそうです。