鉄観音の飲み比べ
お茶のクラスで、ウーロン茶(青茶)について学びました。
本当の伝統的な作り方をしている鉄観音を、2種類、飲ませてもらいました。
同じ茶園のものですが、左側が息子さんが作った茶葉、右側がお父さんが作った茶葉です。
シニアが作ったものの方が、身がしっかりと詰まっているふうに見えます。
(ちなみに、レベルの高い鉄観音は、茶葉が重いそうです。)
ジュニアのお茶。
黄金色で、キンモクセイと蘭の香り。
どちらも美味しかったのですが、味と香りが全く違いました!
シニアのお茶は、豊満な花の香りがあふれ出すような感じ。
ジュニアは新種の木を使い、シニアは元々の木を使っているそうです。
が、もちろん、シニアには経験の成せる技もあるのでしょう。
このような本格的な鉄観音は、今は入手しにくいとのこと。
加工は難しいのに、あまり売れないので、販売するお店が減ってしまったのが原因。
一般的な鉄観音は、茶葉の加工において、とても大切な、お盆などの中で揺れ動かす工程が足りなかったり、発酵が少なすぎたりするそうです。
お茶を点てる練習では、一般的な鉄観音を使いました。
発酵が軽めなので、緑茶の味に近いかな?と思いました。
他のウーロン茶の茶葉も、いろいろと見せてもらいました。
ウーロン茶の中で、うぶ毛がある(新芽を使っている)のは、台湾の「東方美人」だけだそうです。